シカ被害 20230417,0420 添田町

今日は遠出して、添田町です。ブナ帯です。

この林はサワグルミ林です。低地にはまずないですね。

早速スミレを発見、葉の形からスミレサイシンのようですが、花が白いです・・・・。これは・・・。

調べるとシコクスミレのようです。初めて見ました。感動です。

山頂付近まで来ました。ブナが点々と出てきました。

ただササの枯死幹がめちゃめちゃありますねー。

先ほどの斜面の林床です。棒状のものはササの枯死桿です。

ササが生きていればこの樹林の林床はササで鬱蒼としていたはずです。結構ショックな状況です。私はササが枯れる前の景色をみていないのですが、昔の状況を知っている人が見たら、かなりびっくりされると思います。

 

さらにブナ林を歩いていくと、ネットが設置しているところがありました。ネットをしているとしていないとで、植生の繁茂状況が顕著に違います。

私はブナ林に詳しくありませんが、こんなに林床のササが枯れてしまうと、表土が流れたり、空中湿度も乾燥していると思われます。おそらく地表の朝晩の気温と湿度も、ササが生えているときよりも大きく変化していると思います。
ブナ林には希少な昆虫や植物がたくさんいるけど、影響ないといいけどなあ。